「コンビニはなぜ近距離に同じ店舗があるのか?」
「もったいなやん」
そんな疑問を一度は持ったことがある人はいるのではないでしょうか?
実はこのようなに店舗をつくっているのには、理由があるのです。
実はこれ地域ドミナントという戦略がとられています。
ドミナントとは英語でDominant と書き、支配的という意味があります。
ドミナント戦略とは、
チェーンストアが地域を絞って集中的に出店する経営戦略で、同一商圏内で市場占有率を向上させて独占状態を目指す経営手法です。
はい、どーもたつたつです。今回は「コンビニはなぜ近距離に同じ店舗があるのか?」という疑問を地域ドミナント戦略という戦略にしぼって紹介したいなと思います。
なぜ近距離にあるのか?①配送の効率上昇
まず、一つ目は配送の効率が上がるということです。
店舗が散らばっていると店舗の商品の配送が多くなります。また、配送する回数が多くなります。ただでさえ、コンビニなどは入れ替えが多いため、さらに多くなるということです。
でも、店舗が集中していることで、同じ配送車からより多くの店舗に商品の配送ができます
なぜ近距離にあるのか?②プロモーション効果が上昇
2つ目は、チラシも看板などもその地域に一つだけすれば、同時にその地域にある他店舗も広告できるため、広告の効率もあがります。
それに加えて、地域の人たちもその会社の店舗を何度も見るため、意識にも強く焼き付くため、広告の効果もあります。
そのため、競合の他社はその地域に参入しようしません。
だから、その地域は地域ドミナントととして、参入した会社が独占できるのです。
もちろん近くにお店があるので、一店舗ごとの売り上げは下がるかもしれません。
「しかし一店舗ごとに客の数が減るんじゃないの?」
って思うかもしれませんが、逆に客の数が減ることによって、お店でゆっくり、人混みの中で商品選びをしなくて済むというメリットがあります。
このことによってお客さま1人1人に丁寧に接客することができるそうです。
そのため結果的にサービスの質があがり客を喜ばせることができるのです。
コンビニはなぜ近距離に同じ店舗があるのか?
コンビニとか見るとよく
「なんでこんな近くに同じセブンイレブンつくるの?」
「バカでしょ!」
って思っていた僕ですが、今日紹介したようなメリットを聞いて
「よーく考えているんだな」って納得することができました。
何も考えていない消費者側の目線だと安易な考えしか浮かばなんですけど、経営者側で考えると今回紹介したようなメリットがあるということを知ってビジネスって面白いなって素直に思いました。
でも逆に経営者側に立ち、店舗にメリットがあるように考えることができる点は素直にすごいし、見習わなければいけないなと感じました。
暗記とかできる頭の良さよりも、いかに要領よく組み合わせるかも大事ではないのかな?と感じました。
あわせて読みたい:ビジネスモデルの教科書
今回紹介した地域ドミナント戦略というコンビニの事例や、他の事例が多く載っています。
例えば、インクジェットプリンタは本体を安く売っといて、消耗品のインクカードリッジで稼いでいます。
おもしろいですよね。
このようなビジネスモデルに興味・関心がある人はぜひ、読んでください。
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