書評・本の要約

【書評・要約】「葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた」を読んでヒントを得る

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はい、どーもたつたつです。

今回は、儀業を含めて8つの事業を展開し、資産総額は27億円の会社の社長

著者 戸波亮さんの

「葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた」

という本を読んだので、

  • 印象に残ったこと
  • 新たに学べたこと

などなどを書評・要約と共に紹介していきたいなと思います。

 

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「葬儀会社のサステナブルなビジネスモデルができた」書籍の紹介

 
 
この本では、親から葬儀業者の事業を引き継いだ著者、戸波さんが
「葬儀会社を再生し、様々事業を展開して事業を伸ばすにあたって、取り組んだこと」を学ぶことができます。
 
  • 異業種参入
  • 新規事業アイデア創出
  • 商売と経営

などなど様々なことを学ぶことができます。

どれもしっかりとした事例をもとに紹介しているので、腑に落ちてとても為になりました。

ぜひ中小経営者にもおすすめかなと思います。

 

「葬儀会社のサステナブルなビジネスモデル」印象に残ったこと抜粋・要約

1.生き残りの糸口は外注業務になる!

中小企業は、多くの場合、外注業社にとってそれほど重要な取引先ではなく、交渉しようとしても相手にしてもらえません。

それゆえ外注業務の内製化は、中小企業の方が向いているのです。

事業の利益率を改善するためには、

「内製化ではなく、外注化にコストダウンを求める」

というやり方もあります。

ただこれは、一定のスケールメリットがる大企業などしかコストダウンに応じてもらえないため、中小企業にとっては相手にしてもらえないのです。

だからこそ、葬儀屋の業務の中で生花や、料理や弁当等できるだけ内製化できるものは内製化をしてコストカットしたのです。

謎の男
謎の男

それもここの社長自ら、料理のやり方などを学び、積極的に動いていたのがコストカットにも繋がったんやで!!

外注するって一見安上がりだと思うのですが、案外それが費用になっており、そこを内製化などすることによって、大幅なコストダウンにつながることがあるのは、めっちゃ勉強になりました。

自分
自分

また、内製化を自らの手で行うことで様々な発見があり、他のことにも繋がる、というのはとてもいいなと思いました。

 

2.インフレ時代に備えるための新規事業を模索 

そういう時代が来ると想定すれば、企業はキャッシュ(内部保留)をどんどん溜め込むより、インフレ時代に備えて実物投資やモノづくりへの挑戦をすべきではないかのが私の持論でした。

金融危機→金融緩和→インフレ

上記の流れが、コロナ収束後・ウクライナ問題もある昨今、同じようなことが起こると戸波社長は予想していました。

そのためインフレ時代に備えて、実物投資やモノづくりへの挑戦をすべきということで、米作りの農業に挑戦したのです。

インフレが起こると予想していたからこそ、現金を持つのではなくモノに投資をしていくとうのは、今後に使える考え方やなと思いました。

謎の男
謎の男

インフレの時代には、新規事業やで!

 

3.米作りには思いのほか廃棄物が多い 

私の会社は葬儀業からスタートしましたが、近年は米作りに関連した新しいビジネスを芋づる式に広げていっています。

元々米作りには老廃物が多く、私の考えとして多角化に向いているものだったのです。

米作りは、多くのビジネス展開が可能です。

  • 稲刈り→稲穂を鶏の小屋に敷く→養鶏ビジネスに
  • 賞味期限が近くなった米→甘酒やソフトクリームの原料に
  • 籾殻→エコ燃料に

まだまだ、他にもビジネス展開していますが、廃棄物をいろんな商品化につなげることができます。

謎の男
謎の男

農業は儲からないというイメージを持っているかもしんが、廃棄物を商品化したり、複数の作物を組み合わせる、販売ルートを自分たちでコントロールすることで利益は取れるんやで!

 

自分
自分

米作りが様々な商品展開できるというのは、いい商品に目をつけているな〜という点とそこを見つけたのが素晴らしいなと思いました。

米作り、とてもビジネスに展開しやすいということです。

 

4.同業他社や地域の付き合いはほどほどに

なぜ同業他社や同じ地域の経営者同士の付き合いがまずいのかというと、

中小企業経営者にとって30代は、最も動くべきタイミングだからです。

中小企業の経営者は、

  • 自分の会社置かれている状況を把握する。
  • 課題を見つけ、生き残るために何をすべきかを考える。
  • 寝ずに働く覚悟を持つ。

このように、「現場を知っているプレイングマネージャーであるべき」

と戸波社長は考えています。

そのため、同業者と飲み歩いていては、いけないと感じ付き合わないようになったそうです。

 

自分
自分

現場のことを常に意識しているからこそ、今の会社の状況を把握でき、次に何をやるべきか考えることができるんだろな〜と感じました。

 

5.決算書が読めない社長は、経営者失格

会社の経営を引き継いだ私はそこで、まずは取引先の金融機関が行っていたセミナーに参加し、顧問税理士を変えて簿記の付け方から勉強し、半年ほどで決算書が作れるようになりました。

著者が会社を引き継いだ際は、決算書の作成や税金の申告は全て顧問税理士に任せていたため、経営状況等がわかっていない状況でした。

そこで簿記をもう勉強することで、PLやBSの中身がわかるようようになり、問題点を把握することができたのです。

そしてそれが、経費削減の取り組みなどをする、きっかけになったのです。

謎の男
謎の男

この社長のすごいことは、社員にも会社の状況を理解できるようになってほしいから、決算書などを読めるようになるために社長自ら、勉強会等を開いていることやで!

 

自分
自分

銀行マンの友達は、いろんな経営者を見たときに決算書が読める人は、事業が安定していると述べていました。

 

 

【書評・要約】「葬儀会社のサステナブルなビジネスモデルができた」まとめ

 

今回は、

「葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた」

という本を読んだので、

  • 印象に残ったことの要約
  • 読んでみての感想

などなどを紹介しました。

ぜひ他の記事も読んでくれたら嬉しいです。